反復試行・二項分布
回の成功確率が の試行を独立に 回くり返すとき、ちょうど 回成功する確率は 。
同じ条件の試行(コイン投げ・サイコロ・当たりくじを毎回もどす等)を独立に 回くり返すのが反復試行だよ。 回の成功確率を 、失敗を とすると、ちょうど 回成功する確率は 。考え方は 段がまえ。まず「成功 回・失敗 回」が決まった順で起こる確率は、独立だからかけ算で 。次に「どの回が成功か」の選び方が 通りあって、どれも同じ確率だから、その本数ぶん足す。確率は をかけた形になる。 と並べると、確率は に応じた「山」(二項分布)になるんだ。
毎回の試行が独立(前の結果が次に影響しない)であること。 成功確率 がどの回も一定であること。 各回の結果を「成功/失敗」の 通りに分けて数えること。当たりくじを「もどさず」引くと毎回の確率が変わる( が一定でない)ので、これは反復試行ではない。もどす/もどさないの区別に注意しよう。
「決まった順で 回成功する確率」を独立試行の乗法で出し、それが何通りあるかを組合せ で数えて、本数ぶん足す。
まず順番を つ固定して、たとえば「成功・成功・…(計 回)・失敗・…(計 回)」がこの順で起こる確率を考える。各回は独立だから、起こる確率はかけ算でつながる。
成功の回数が同じ 回なら、どの順番でも が 個・ が 個の積で、確率はみな等しく 。違うのは「どの回が成功か」だけだね。
その「どの 回が成功か」の選び方は、 回から 回を選ぶ組合せで 通り。どれも確率 で、たがいに重ならない場合だから、確率をその本数ぶん足し合わせる。
同じ値を 回たすのはかけ算と同じだから、下の式になる。「 通りぶんの確率 場合の数」という、確率の基本の形だね。
「ちょうど 回」と「 回以上」「少なくとも 回」の数え分けに注意。 回以上は と上を全部たし、「少なくとも 回」は余事象 が速い。すべての について足すと 。これは二項定理そのもので、確率の合計が になることを保証している。期待値は 、分散は で、 が大きいと山の形は正規分布に近づくよ。
言葉で読んだら、動くアニメと自分の手で確かめてみよう。
この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。