二次関数の発展・判別式
判別式 の符号で、実数解が2個・1個・0個かが計算せずにわかる。
二次方程式 ()の判別式を と決めると、 の符号だけで実数解の個数がわかるよ。 なら異なる2つの実数解、 ならぴったり重なった重解(1個)、 なら実数解なし。たとえば は で2解()。放物線 と 軸の交わる点の数が、そのまま実数解の数だよ。
(二次方程式であること)で、係数 は実数。数えるのは「実数解」の個数で、 のときは実数解が0個(高校ではこのあと虚数解2個として扱う)。 の符号は個数には効かない。効くのは の符号だけ。
平方完成して の形にする。右辺の符号( の符号)で、実数の が何個あるかが決まる。
を平方完成する。 の係数 でくくって、 の1次の項を2乗のかたまりにそろえると、
両辺を で割ると、右辺の分母は 。 だから (つねに正)。分子は だね。
左辺は2乗だから 0 以上。だから右辺 の符号(= の符号、 は正なので)で、実数の が取れるかが決まる。 なら右辺は正だから両辺の平方根がとれて(複号 が の符号も引き受ける)、
符号で2つに分かれて異なる2解。 なら右辺は 0 で の1個だけ(重解)。 なら「2乗=負」は実数では起こらないので実数解なし。だから の符号が個数を決めるんだ。
逆向きにも読める。実数解が2個なら 、ちょうど1個(重解)なら 、0個なら 、と解の個数から の符号が決まる。だから「ちょうど接する()」「2点で交わる()」といった条件を、 の式に置きかえて解けるんだ。
見るのは の符号だけで、 の値そのもの(16でも100でも)は個数に関係ない。符号をまちがえないよう の符号に注意( が負なら は正)。「重解」は解が1個だけど、もとは2つの解が重なったもの(重複度2)だと意識しておくと、解と係数の関係ともつながるよ。
言葉で読んだら、動くアニメと自分の手で確かめてみよう。
この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。