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半分ずつ限りなく分けると合計は?

📖 言葉で読む:等比数列の和 →はさみうちの原理 →
半分ずつ限りなく分けると合計は?全2問
① 考えてみよう

大きな正方形が1枚。この面積を「1」とするよ。これを半分ずつ、限りなく分けて敷きつめていくと、合計はどこへ向かうと思う?

テキストで読む

アニメを見なくても、このページの流れを最後まで文章で追えるよ。

  1. ① 考えてみよう
  2. 1

    大きな正方形が1枚。この面積を「1」とするよ。これを半分ずつ、限りなく分けて敷きつめていくと、合計はどこへ向かうと思う?

  3. 2

    1/2・1/4・1/8…と、半分ずつをずっとたし続けるよ。合計はどんどん大きくなって正方形をはみ出す? それともある数で止まる?

  4. ② 考え方
  5. 3

    まず半分。下半分をぬると、これが 1/2。合計はまだ 1/2 だね。

  6. 4

    残ったすきまの、また半分をぬる。これが 1/4。たすと 1/2 + 1/4 = 3/4 まで埋まったよ。

  7. 5

    さらにその半分で 1/8。合計は 7/8。すきまが半分ずつ小さくなって、正方形がどんどん埋まっていくね。

  8. 6

    1/16、1/32 と続けるよ。すきまはそのたびに半分。もうほんの少ししか残っていないね。

  9. ③ 解答
  10. 7

    このまま無限に続けると、すきまは限りなく0に近づき、ぬった面積の合計はちょうど1になる。1/2 + 1/4 + 1/8 + … = 1 だよ。

  11. 8

    じつは 0.999… = 1 と同じこと。限りなくたし続けた先(極限)が、ぴったり1。図形なら「すきまが消える」で見えるね。これが極限の使いどころだよ。

答案の書き方(記述例)

解き方がわかったら、次は答案に書く番。テストの解答用紙には、こんなふうに書けば伝わるよ。

正方形の面積を 11 とする。1回目に面積 12\frac{1}{2} をぬり、その後は毎回、残りのすきまの半分をぬる。k−1k - 1 回ぬったあとの残りは (12)k−1\left(\frac{1}{2}\right)^{k-1} なので、kk 回目にぬる面積は (12)k\left(\frac{1}{2}\right)^k である。

nn 回目までにぬった面積の和を SnS_n とすると、SnS_n は初項 12\frac{1}{2}、公比 12\frac{1}{2} の等比数列の初項から第 nn 項までの和なので

Sn=12{1−(12)n}1−12=1−(12)nS_n = \frac{\frac{1}{2}\left\{1 - \left(\frac{1}{2}\right)^n\right\}}{1 - \frac{1}{2}} = 1 - \left(\frac{1}{2}\right)^n

(確かめ)S3=1−18=78S_3 = 1 - \frac{1}{8} = \frac{7}{8} で、3回ぬったあとの面積と一致する。

nn を限りなく大きくすると (12)n\left(\frac{1}{2}\right)^n は限りなく 00 に近づくので、SnS_n は限りなく 11 に近づく。この近づく先を、限りなくたし続けたときの和とする。

答え 合計は限りなく 11 に近づく(12+14+18+⋯=1\frac{1}{2} + \frac{1}{4} + \frac{1}{8} + \cdots = 1)

減点されやすいポイント

無限の和は、いきなり「全部たすと」とせずに、まず nn 回目までの和 SnS_n を式にしてから、nn を大きくしたときの行き先を書こう。最初の正方形の 11 までたしてしまうと 1+12+14+⋯1 + \frac{1}{2} + \frac{1}{4} + \cdots で 22 に近づく、と取りちがえるよ。たす数はずっと正でも、SnS_n は 1−(12)n1 - \left(\frac{1}{2}\right)^n で 11 をこえないから、限りなく大きくはならないね。

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