空間ベクトル
空間ベクトル の大きさは 。
空間ベクトル の成分を とすると、その大きさ(長さ)は で求められるよ。平面のときの に、奥行きの成分 の2乗が1つ増えただけ。たとえば なら 。原点 O から点 までの距離もこれと同じ式で出せる。
成分が直交座標(たがいに垂直な ・・ 軸)で表されていることが前提。軸が垂直だからこそ三平方の定理が2回使えて、この形になる。2点 ・ の距離なら、差のベクトルの大きさ になる(同じ式の応用)。
直方体の対角線として捉え、底面で三平方を1回、立てた直角三角形でもう1回、合わせて三平方を2回使う。
原点 O から点 までの距離が だね。まず P を底面( 平面)に真下へ落とした影 を考える。
を斜辺とする底面の直角三角形(直角の頂点は 軸上の足 )を見ると、 方向と 方向は垂直だから三平方の定理が使えて、
次に O・Q・P でできる三角形を見る。 は底面から真上に立てた高さ で、底面 OQ と垂直。だから は が直角の直角三角形だよ。
その直角三角形でもう一度三平方の定理を使い、さっきの を入れると、
両辺の正の平方根をとると、ほら、成分の2乗を全部足して根号をとった形になった!
大きさ(長さ)1つの数だけからは、もとのベクトルの向きは決まらない。同じ大きさのベクトルは無数にあるからね。大きさは「向きを捨てて長さだけを取り出した量」だと考えよう。
つまずきやすいのは根号の中。 は でも でもない。必ず「各成分を2乗して足してから、最後にまとめて根号をとる」。負の成分も2乗すれば正になるので、符号は気にせず2乗してよい。
言葉で読んだら、動くアニメと自分の手で確かめてみよう。
この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。