数列・Σ・漸化式・帰納法
「前の項から次の項を作る規則」が漸化式。 型は特性方程式 の解 を引くと等比数列に化け、一般項 が出る。
漸化式は「初項」と「前の項から次の項を作る規則」で数列を定める式だよ。規則さえあれば と順にいくらでも作れる。基本は 型。差が一定の (等差)、比が一定の (等比)、そして一番よく出る ()。この最後の型は、特性方程式 を解いて得た定数 (変わらない値=不動点)を両辺から引くと、 となって、 が公比 の等比数列に化ける。あとは等比数列の一般項を使えば、 番目をいきなり求める式(一般項) が手に入るんだ。
特性方程式 が解 を持つには が必要(これが 型を等比に直せる条件)。 のときは で、これはただの等差数列(公差 )として別に扱う。初項 が与えられていることも前提だよ。
から、動かない値 (特性方程式の解)を両辺から引く。ずれ がちょうど公比 の等比数列になることを示し、等比の一般項に当てはめる。
「次の項=前の項」になって動かなくなる値(不動点)を とすると、特性方程式が立つ。 なら はただ つに決まる。これが基準にする値だよ。
もとの漸化式から特性方程式を辺ごとに引くと、定数 が消えてしまう。残るのは「 を基準にずらして測った量」が、毎回ちょうど 倍になるという関係だよ。
そこで からのずれを とおくと、 は公比 の等比数列。初項は だから、等比数列の一般項がそのまま当てはまるね。
最後に を足してもとに戻せば、一般項が手に入る。前の項からしか分からなかった数列が、 を入れるだけで一発で求まる式になった、というわけだね。
差をとる が一定なら等差、比 が一定なら等比、というように、数列の側から「どの型の漸化式に従うか」を読み取れる。階差 が の式になっている数列(階差数列)は、()で一般項に戻せるよ。
つまずきの定番は特性方程式の意味。 は「次の項=前の項= になって動かなくなる値(不動点)」を求めているんだ。その を基準にずらして測れば、ずれ がきれいに 倍ずつになる。だから等比に化ける。 を引き忘れて のまま等比扱いするのが最大のミス。最後に を一般項に入れて に戻るか必ず検算しよう。なお など、もっと複雑な型は数列を置きかえる別の工夫がいる(本項は基本の 型)。
言葉で読んだら、動くアニメと自分の手で確かめてみよう。
この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。