平行線と線分の比
三角形の2辺の中点を結ぶと、残りの辺に平行で長さはその半分。
で、辺 の中点を 、辺 の中点を とすると、その2点を結んだ線分 は、残りの辺(底辺) と平行になり、長さはちょうど半分になるよ。「中点どうしを結ぶ → 底辺と平行で半分」とセットで覚えよう。 を中心に に縮めた相似(相似比 )と考えると、平行も半分もいっぺんに納得できる。
・ がそれぞれ ・ の「中点」であることが大前提。中点でなく、ただ ・ を同じ比に分ける点どうしを結んだ場合でも「底辺と平行・その比の長さ」になる(これは平行線と線分の比の話)。中点連結定理は、その比が のいちばん使う場合だと思えばいいよ。
頂点 を中心に に縮小した相似 を作り、対応する角と辺から平行と半分を同時に出す。
は の中点だから 、 は の中点だから 。 辺の比がそろっているね。
角 は と で共通。「 辺の比が等しく、その間の角が等しい」から、この つは相似だよ(相似比 )。
相似な三角形では対応する角が等しい。 で、これは直線 を横切る線 ・ の同位角だから、同位角が等しい 。
相似比が だから、対応する辺も 。つまり は のちょうど半分だ。平行と半分が、ひとつの相似からまとめて出たね。
逆も成り立つ。 で、辺 の中点 を通り、底辺 に平行な直線を引くと、その直線は残りの辺 の中点 を必ず通る。「片方の中点から底辺に平行に引けば、もう片方も中点で切る」と読めて、中点を作図・証明で取り出すのに使えるよ。
台形にも兄弟がいる。上底と下底が平行な台形で、両脚の中点を結んだ「中段(中点連結線)」の長さは、上底と下底の平均(和の半分)になる。三角形の「半分」を台形へ広げた形だね。どの2辺の中点をとったかで、平行になる相手(底辺)が変わる点にも注意しよう。
言葉で読んだら、動くアニメと自分の手で確かめてみよう。
この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。