定理辞典📖 定理辞典

空間図形

オイラーの多面体定理

穴のない多面体では、頂点の数 − 辺の数 + 面の数 はいつも 2。

主張

へこみのない(凸な)多面体で、頂点の数を VV、辺の数を EE、面の数を FF とすると、どんな多面体でも VE+F=2V - E + F = 2 が成り立つよ。たとえば立方体なら 頂点 V=8V=8・辺 E=12E=12・面 F=6F=6812+6=28 - 12 + 6 = 2、正四面体なら 46+4=24 - 6 + 4 = 2、正八面体なら 612+8=26 - 12 + 8 = 2。形がぜんぜん違っても、この組み合わせだけはいつも 2 になる、というのがこの定理のおもしろさ。まずは凸な(へこみのない)多面体で思い浮かべるとわかりやすいけど、実はへこんだ立体でも穴さえ無ければ成り立つよ(くわしくは下の条件で)。

VE+F=2V - E + F = 2
立方体の 頂点・辺・面 を数えてみよう。穴のない多面体なら、どれでも 頂点 − 辺 + 面 = 2 になる。

成り立つ条件

「穴のあいていない多面体」であることが前提(VVEEFF は 頂点・辺・面 の個数で、VV は vertex、EE は edge、FF は face の頭文字)。球にゴムのように貼りつけられる形(凸多面体など)ならいつでも成り立つ。へこんだ立体でも穴さえ無ければ大丈夫だよ。

VE+F=2V - E + F = 2 を満たすからといって、その個数の多面体が必ず作れるわけではない(逆は素直には成り立たない)。この定理は「作れる多面体なら、その頂点・辺・面の数は必ず VE+F=2V - E + F = 2 を満たす」という向きで使う。面の形と枚数から残りの個数を逆算する、といった使い方が中心だよ。

補足・つまずきポイント

つまずきやすいのは「穴があると 2 にならない」こと。ドーナツ形(トーラス)のように穴が1つあいた立体だと VE+F=0V - E + F = 0 になる。穴の数が増えるほど値が小さくなるので、この定理は「穴のない多面体」限定だと覚えておこう。数えるときは、辺や頂点の重複・数えもらしにも注意。

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見て確かめる

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使いどころ

この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。