図形と方程式
点 と直線 の距離は 。最短は垂線。
点 と直線 の距離は、 から へまっすぐ下ろした垂線の長さのこと(= と 上の点を結ぶいちばん短い長さ)。 上のほかのどの点へ結んでも、それは直角三角形の斜辺になって垂線より長くなる。だから垂線が最短=距離なんだ。座標で書くと、 と、点の座標を直線の式に代入するだけで出せる。
直線は の形で (でないと直線にならない)。分子の絶対値は「 が直線のどちら側にあっても距離は正」のため。ここで は直線 に垂直な向き(法線ベクトル)の成分だよ。
垂線の足を「 から法線ベクトル 方向へ進んだ点」と置き、その点が直線上にある条件から進む量を求める。
まず「最短は垂線」を確かめる。 上の点 への距離 のうち、垂線の足 への がいちばん短い。 が の直角三角形をつくり、 は斜辺だから より長いからだ。だから距離 。
直線 の傾きは だから、それに垂直な向きの傾きは (かけると )。この向きはベクトルで と書ける(法線という。縦線 や横線 でも で考えれば同じだ)。 からこの法線方向へ だけ進んだ点 が、ちょうど垂線の足になるように を決めよう。
は 上にあるから、座標を直線の式に代入すると になる。これを について解く。
距離は 。さっきの を代入すると分母が つ約分されて、公式が出てくる。
点 が直線 上にある()。絶対値を外した の符号は、 が のどちら側にあるかを表す(プラス側・マイナス側)。距離だけ知りたいなら絶対値、どちら側かも知りたいなら符号を見る。
公式は「 を通り に垂直な直線と の交点(垂線の足)までの距離」を計算した結果。法線ベクトル の向きへ を動かして にぶつける、と考えると導ける。円の中心と直線の距離 を半径 と比べれば円と直線の位置関係(離れる・接する・交わる)がわかり、交わるときの弦の長さは になる。
言葉で読んだら、動くアニメと自分の手で確かめてみよう。
この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。