不定方程式と格子点
の整数解は、 つ見つかれば を ずつ・ を ずつずらして全部書ける()。直線の上に等間隔に並ぶ格子点だよ。
を整数とする一次不定方程式 は、 が をわり切るときに限って整数解をもつ。そして整数解が つ 見つかれば、すべての整数解は 、( は整数)で書ける。座標で見ると、整数解は直線 の上に等間隔で並ぶ格子点(マスの交点)。たとえば なら で、 を 増やすと は 減る、同じ歩はばのとびとびの並びになる。
は整数で、 は同時に でない。整数解をもつ条件は が をわり切ること( なら解は つもない)。 つの解(特殊解)は、ユークリッドの互除法を逆にたどると必ず作れる。
つの解を出発点に、ほかの解との差をとって「歩はば」を求める。特殊解の存在は互除法が保証する。
まず整数解 つ(特殊解) があるとする( のとき、互除法を逆にたどると必ず作れる)。このとき 。
ほかの整数解 との差をとると、右辺の どうしが消えて 。移項すると次の形になる。
両辺を でわると、 と は互いに素。互いに素な数の積の関係から、 は の倍数でなければならない。そこで とおける。
これを戻すと 。まとめて 、。整数 を動かすと、直線上に等間隔に並ぶすべての整数解が得られる。
解が等間隔に無数に並ぶ理由はこうだ。 つの解の差をとると 、つまり 。両辺を でわると と は互いに素になるので、 は の倍数でなければならない。だから歩はばが (と )にそろう。
では が をわり切るので解あり。歩はばは が ・ が 。右辺 を変えると直線が平行に動き、解も同じ歩はばでずれる。自然数の解だけを数えたいときは、 かつ になる の範囲をしぼればよい。
言葉で読んだら、動くアニメと自分の手で確かめてみよう。
この定理が、実際の問題でどう効くのかを見てみよう。