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曲線の外の点から引ける接線の本数

📖 言葉で読む:微分係数と導関数 →
曲線の外の点から引ける接線の本数全2問
(1, −2.5)
① 考えてみよう

3次曲線 y=x3−3xy = x^3 - 3x と、その外にある点 P(1,−2.5)P(1, -2.5)。この PP から曲線に接する線(接線)を引くよ。さて、接線は何本引けると思う?

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  1. ① 考えてみよう
  2. 1

    3次曲線 y=x3−3xy = x^3 - 3x と、その外にある点 P(1,−2.5)P(1, -2.5)。この PP から曲線に接する線(接線)を引くよ。さて、接線は何本引けると思う?

  3. 2

    1本だけかな?それとも何本もある?接点をどこに取るかで接線の向きは変わるよね。PP を通る接線が何通りあるか、数える作戦を考えてみよう。

  4. ② 考え方
  5. 3

    作戦は「接点を文字でおく」。接点を tt とすると、傾きは微分で f′(t)=3t2−3f'(t)=3t^2-3(x3x^3 の微分は 3x23x^2、−3x-3x は −3-3)。tt を動かすと接線も動くね。でも PP を通るとはかぎらない。

  6. 4

    「接線が PP を通る」を式にするよ。接線は y=(3t2−3)(x−t)+t3−3ty=(3t^2-3)(x-t)+t^3-3t。ここに P(1,−2.5)P(1,-2.5) を入れて整理すると、tt の3次方程式 4t3−6t2+1=04t^3-6t^2+1=0 になるんだ。

  7. 5

    この3次方程式を解くと t=12, 1±32t = \frac12,\ \frac{1\pm\sqrt3}{2} の3つ。接点 tt が3つ見つかった=PP を通る接線が3本あるということだよ。

  8. ③ 解答
  9. 6

    実際に3本ひいてみると、どれも接点で曲線にそっと触れて、まっすぐ PP へ集まるね。答えは接線3本。

  10. 7

    見つけるコツ: 接線の本数を聞かれたら「接点を tt とおく → 接線が点を通る条件を tt の方程式に → 実数解の個数=本数」。本数の問題が、方程式の解の個数の問題に早変わりするよ。

答案の書き方(記述例)

解き方がわかったら、次は答案に書く番。テストの解答用紙には、こんなふうに書けば伝わるよ。

f(x)=x3−3xf(x) = x^3 - 3x とおくと f′(x)=3x2−3f'(x) = 3x^2 - 3

接点を (t,t3−3t)(t, t^3 - 3t) とおくと、接線の方程式は y−(t3−3t)=(3t2−3)(x−t)y - (t^3 - 3t) = (3t^2 - 3)(x - t)、すなわち y=(3t2−3)(x−t)+t3−3ty = (3t^2 - 3)(x - t) + t^3 - 3t ……①

①が点 P(1,−2.5)P(1, -2.5) を通る条件は −2.5=(3t2−3)(1−t)+t3−3t-2.5 = (3t^2 - 3)(1 - t) + t^3 - 3t

右辺を展開すると −2t3+3t2−3-2t^3 + 3t^2 - 3 なので −2t3+3t2−3=−2.5-2t^3 + 3t^2 - 3 = -2.5、両辺を −2-2 倍して整理すると 4t3−6t2+1=04t^3 - 6t^2 + 1 = 0 ……②

3次関数のグラフでは、1本の直線が2点で接することはない(接線と曲線の式を連立した3次方程式は、重解を2組もてない)ので、接点が異なれば接線も異なる。よって、PP を通る接線の本数は②の異なる実数解の個数に等しい。

②の左辺は t=12t = \frac{1}{2} で 00 になるので、(2t−1)(2t2−2t−1)=0(2t - 1)(2t^2 - 2t - 1) = 0 と因数分解できる。

2t2−2t−1=02t^2 - 2t - 1 = 0 より t=1±32t = \frac{1 \pm \sqrt{3}}{2} なので、②の実数解は t=12t = \frac{1}{2}、1+32\frac{1 + \sqrt{3}}{2}、1−32\frac{1 - \sqrt{3}}{2} の異なる3個である。

答え 3本

減点されやすいポイント

接線の本数は「接点を tt とおく → 接線が PP を通る条件を tt の方程式にする → 異なる実数解の個数を数える」の3段で書こう。最後の「接点が違えば接線も違う」の一言があると、解の個数を本数と言いかえてよい理由になるよ。曲線の外の点から引ける接線は2本、という放物線のときの感覚のまま「2本」と答えるのは、3次関数ではまちがいだね。

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