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放物線と接線で囲む面積(1/12公式)

📖 言葉で読む:区分求積法(定積分と面積) →
放物線と接線で囲む面積(1/12公式)全5問
(−1, 1)(2, 4)
① 考えてみよう

放物線 y=x2y = x^2 だよ。A(−1,1)A(-1, 1) と B(2,4)B(2, 4) を結ぶ弦で囲んだ部分の面積は、1/6公式で 4.5(別の使いどころで扱ったね)。今日は弦でなく AA・BB での「接線」で囲んでみよう。

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  1. ① 考えてみよう
  2. 1

    放物線 y=x2y = x^2 だよ。A(−1,1)A(-1, 1) と B(2,4)B(2, 4) を結ぶ弦で囲んだ部分の面積は、1/6公式で 4.5(別の使いどころで扱ったね)。今日は弦でなく AA・BB での「接線」で囲んでみよう。

  3. 2

    同じ AA・BB でも、弦のかわりに2本の接線で囲むと、とがった図形になる。この面積は、弦のときの 4.5 と同じになると思う?それとも変わるかな?

  4. ② 考え方
  5. 3

    まず A(−1,1)A(-1, 1) での接線。傾きは微分 f′(x)=2xf'(x) = 2x で f′(−1)=−2f'(-1) = -2 だから、y=−2x−1y = -2x - 1。放物線にそっと1点で触れているね。

  6. 4

    つぎに B(2,4)B(2, 4) での接線。f′(2)=4f'(2) = 4 だから y=4x−4y = 4x - 4。2本の接線は、放物線の下のほうでぶつかりそうだね。

  7. 5

    2本の接線が交わる点 VV を求めると、xx はちょうど2つの接点のまん中 (−1+2)÷2=0.5(-1+2) \div 2 = 0.5 で、V(0.5,−2)V(0.5, -2)。放物線の弧と、VV でとがる2接線で囲まれた図形ができたよ。

  8. 6

    面積の求め方を考えよう。弦 ABAB を引くと、2本の接線と合わせて三角形 ABVABV ができるね。座標から計算すると、この三角形 ABVABV の面積は 6.75 だよ。

  9. 7

    放物線の弧が三角形を上下に分けているね。上の部分(弦と弧のあいだ)は、前にやった弦で囲む面積でちょうど 4.5。だから下の求める部分は 6.75−4.5=2.256.75 - 4.5 = 2.25 だ!

  10. ③ 解答
  11. 8

    じつは近道があって、放物線と2接線で囲む面積は 1/12×1/12 \times(接点の差)の3乗。ここは 1/12×(2−(−1))3=27/12=2.251/12 \times (2-(-1))^3 = 27/12 = 2.25。引き算で出した値とぴったり一致するね!

  12. 9

    おもしろいのは、同じ AA・BB を弦で囲んだとき(1/6公式)は 4.5 だったこと。接線でとがらせると、ちょうどその半分の 2.25 になるんだ。不思議だよね。

  13. 10

    放物線と接線で囲む面積は 1/12公式で一発。弦の 1/6 とセットで「6分の1・12分の1」と覚えると、積分を計算しなくても面積が出せる。これが使いどころだよ。

答案の書き方(記述例)

解き方がわかったら、次は答案に書く番。テストの解答用紙には、こんなふうに書けば伝わるよ。

f(x)=x2f(x) = x^2 とおくと f′(x)=2xf'(x) = 2x である。

A(−1,1)A(-1, 1) での接線は、傾き f′(−1)=−2f'(-1) = -2 なので y=−2(x+1)+1y = -2(x + 1) + 1、すなわち y=−2x−1y = -2x - 1 ……①

B(2,4)B(2, 4) での接線は、傾き f′(2)=4f'(2) = 4 なので y=4(x−2)+4y = 4(x - 2) + 4、すなわち y=4x−4y = 4x - 4 ……②

①、②の交点を VV とすると、−2x−1=4x−4-2x - 1 = 4x - 4 より x=12x = \frac{1}{2}、y=−2y = -2 で V(12,−2)V\left(\frac{1}{2}, -2\right)

x2−(−2x−1)=(x+1)2≧0x^2 - (-2x - 1) = (x + 1)^2 \geqq 0、x2−(4x−4)=(x−2)2≧0x^2 - (4x - 4) = (x - 2)^2 \geqq 0 なので、放物線は2本の接線①、②より上にある。

弦 ABAB をひくと、求める部分は △ABV\triangle ABV から、弦 ABAB と放物線で囲まれた部分を除いたものである。

弦 ABAB の式は、2点 AA、BB を通るので y=x+2y = x + 2 である。VV を通り yy 軸に平行な直線と弦 ABAB の交点を MM とすると M(12,52)M\left(\frac{1}{2}, \frac{5}{2}\right) で、VM=52−(−2)=92VM = \frac{5}{2} - (-2) = \frac{9}{2}

△ABV\triangle ABV は VMVM で2つの三角形に分かれ、それぞれ VMVM を底辺とみると高さの和は AA、BB の xx 座標の差 2−(−1)=32 - (-1) = 3 なので、△ABV=12×92×3=274\triangle ABV = \frac{1}{2} \times \frac{9}{2} \times 3 = \frac{27}{4}

−1≦x≦2-1 \leqq x \leqq 2 では弦が放物線の上にあるので、弦と放物線で囲まれた部分の面積は ∫−12{(x+2)−x2} dx=16{2−(−1)}3=92\int_{-1}^{2} \{(x + 2) - x^2\}\,dx = \frac{1}{6}\{2 - (-1)\}^3 = \frac{9}{2}

よって、求める面積は 274−92=94\frac{27}{4} - \frac{9}{2} = \frac{9}{4}

(確かめ)放物線 y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c と、x=αx = \alpha、β\beta での2本の接線で囲む面積は ∣a∣12(β−α)3\frac{|a|}{12}(\beta - \alpha)^3 で、112×33=94\frac{1}{12} \times 3^3 = \frac{9}{4} と一致する。

答え 94\frac{9}{4}

減点されやすいポイント

答案では、接線の式、2接線の交点 VV、「三角形から弦の部分を除く」という分け方の3つを順に書こう。弦で囲んだときと同じ 92\frac{9}{2} と答えたり、三角形 ABVABV 全体の 274\frac{27}{4} のまま止めたりするのが定番のまちがいだよ。112\frac{1}{12} 公式は確かめに使うと安心だね。

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