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焦点・準線・離心率 ― 3兄弟を1つの定義で

📖 言葉で読む:楕円と双曲線の定義 →
焦点・準線・離心率 ― 3兄弟を1つの定義で全2問
ℓFP
① 考えてみよう

焦点 F と準線 ℓ を用意して、P から測った2つの距離、PF と「ℓ までの距離 PD」を見よう。この比 e=PF/PD を離心率というよ。

テキストで読む

アニメを見なくても、このページの流れを最後まで文章で追えるよ。

  1. ① 考えてみよう
  2. 1

    焦点 F と準線 ℓ を用意して、P から測った2つの距離、PF と「ℓ までの距離 PD」を見よう。この比 e=PF/PD を離心率というよ。

  3. 2

    比 ee を 12\frac12・11・22 と変えると、PP の軌跡はどんな曲線になると思う?

  4. ② 考え方
  5. 3

    まず e=1/2、つまり PF が PD の半分のとき。比を保って P を集めると、まるく閉じた曲線、楕円になるよ。習った『2焦点からの距離の和が一定』の楕円と、じつは同じ形なんだ。

  6. 4

    次に e=1、PF と PD がちょうど等しいとき。これは前にやった放物線そのもの。焦点と準線から等距離の点だね。

  7. 5

    今度は e=2、PF が PD の2倍のとき。焦点と準線をこう置くと、左右ではなく上下2本の枝に分かれた曲線、双曲線が現れるよ。

  8. ③ 解答
  9. 6

    和が一定なら楕円・差なら双曲線・等距離なら放物線。でも「焦点と準線の距離の比 e」で見れば、e<1・e=1・e>1 の1つの定義で3兄弟ぜんぶ説明できるんだ。

答案の書き方(記述例)

解き方がわかったら、次は答案に書く番。テストの解答用紙には、こんなふうに書けば伝わるよ。

焦点 FF を原点、準線 ℓ\ell を直線 y=−py = -p(p>0p > 0)とする座標をとる。点 P(x,y)P(x, y) から ℓ\ell におろした垂線の足を DD とする。

PF=x2+y2PF = \sqrt{x^2 + y^2}、PD=∣y+p∣PD = |y + p| で、条件は PF=e⋅PDPF = e \cdot PD である。

両辺とも 00 以上なので、2乗しても同じ条件で x2+y2=e2(y+p)2x^2 + y^2 = e^2(y + p)^2 ……①

e=1e = 1 のとき、①は x2=2py+p2x^2 = 2py + p^2 となり、y=12px2−p2y = \frac{1}{2p}x^2 - \frac{p}{2} なので放物線である。

e=12e = \frac{1}{2} のとき、①は x2+34y2−p2y−p24=0x^2 + \frac{3}{4}y^2 - \frac{p}{2}y - \frac{p^2}{4} = 0 で、yy について平方完成すると x2+34(y−p3)2=p23x^2 + \frac{3}{4}\left(y - \frac{p}{3}\right)^2 = \frac{p^2}{3}

両辺を p23\frac{p^2}{3} でわると x2p23+(y−p3)24p29=1\frac{x^2}{\frac{p^2}{3}} + \frac{\left(y - \frac{p}{3}\right)^2}{\frac{4p^2}{9}} = 1 となる。これは楕円の標準形 x2a2+y2b2=1\frac{x^2}{a^2} + \frac{y^2}{b^2} = 1 を yy 軸方向に p3\frac{p}{3} だけ平行移動した式なので、楕円である。

e=2e = 2 のとき、①は x2−3y2−8py−4p2=0x^2 - 3y^2 - 8py - 4p^2 = 0 で、yy について平方完成すると x2−3(y+4p3)2=−4p23x^2 - 3\left(y + \frac{4p}{3}\right)^2 = -\frac{4p^2}{3}

両辺を −4p23-\frac{4p^2}{3} でわると (y+4p3)24p29−x24p23=1\frac{\left(y + \frac{4p}{3}\right)^2}{\frac{4p^2}{9}} - \frac{x^2}{\frac{4p^2}{3}} = 1 となる。これは双曲線の標準形 y2a2−x2b2=1\frac{y^2}{a^2} - \frac{x^2}{b^2} = 1 を yy 軸方向に −4p3-\frac{4p}{3} だけ平行移動した式なので、双曲線である。

答え e=12e = \frac{1}{2} は楕円、e=1e = 1 は放物線、e=2e = 2 は双曲線

減点されやすいポイント

式は「PF=e⋅PDPF = e \cdot PD」を2乗して作り、平方完成して標準形に直すと曲線の種類を言い切れるよ。①を展開すると y2y^2 の係数は 1−e21 - e^2 なので、e<1e < 1 なら x2x^2 と同じ符号で楕円、e=1e = 1 なら消えて放物線、e>1e > 1 なら逆の符号で双曲線になるんだ。ee の大小と曲線を逆に覚えて「e=12e = \frac{1}{2} が双曲線」としたり、e=2e = 2 も楕円と思ったりしないように、e=1e = 1 の放物線をまん中の目印にしよう。

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