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平均が同じでも…(分散で評価が変わる)

📖 言葉で読む:分散の計算式(2乗の平均 − 平均の2乗) →
024681012平均024681012平均AB
① 考えてみよう

上はA選手、下はB選手の5試合ぶんの得点を数直線においたもの。赤い線がそれぞれの平均だよ。

テキストで読む

アニメを見なくても、このページの流れを最後まで文章で追えるよ。

  1. ① 考えてみよう
  2. 1

    上はA選手、下はB選手の5試合ぶんの得点を数直線においたもの。赤い線がそれぞれの平均だよ。

  3. 2

    平均はどちらもぴったり6点(赤いチップが両方6)。じゃあ2人は同じくらいの実力…と決めていいのかな?

  4. 3

    平均が同じでも、点の散らばり方は違って見えるね。この「ちらばり具合」を、見た目じゃなく数で比べるにはどうすればいいと思う?

  5. ② 考え方
  6. 4

    点の散らばり方がぜんぜん違うね。Aは6の近くにかたまり、Bは2から10まで大きく広がっている。平均が同じでも「安定」と「むら」は別ものなんだ。

  7. 5

    散らばりを数にしよう。各点が平均からどれだけ離れているか(偏差)を2乗して、軸の下に正方形でならべるよ。平均から遠い点ほど正方形が大きいんだ。

  8. 6

    正方形の大きさが段違い。Bの正方形は総面積がうんと大きいよね。この面積をならしたのが分散で、Aは2・Bは8。Bの散らばりはAの4倍なんだ。

  9. ③ 解答
  10. 7

    大事な試合で確実に点がほしいなら、ばらつきの小さいA。当たれば大きいけど読めないのがB。平均が同じでも分散まで見ると評価は変わる。これが分散の使いどころだよ。

答案の書き方(記述例)

解き方がわかったら、次は答案に書く番。テストの解答用紙には、こんなふうに書けば伝わるよ。

図より、A選手の得点は 44、55、66、77、88、B選手の得点は 22、44、66、88、1010 である。

A の平均は 4+5+6+7+85=6\frac{4 + 5 + 6 + 7 + 8}{5} = 6、B の平均は 2+4+6+8+105=6\frac{2 + 4 + 6 + 8 + 10}{5} = 6 で、平均は等しい。

散らばりの大きさは、偏差(各得点から平均をひいた値)の2乗の平均である分散で比べる。

A の偏差は −2-2、−1-1、00、11、22 なので、A の分散は 4+1+0+1+45=2\frac{4 + 1 + 0 + 1 + 4}{5} = 2

B の偏差は −4-4、−2-2、00、22、44 なので、B の分散は 16+4+0+4+165=8\frac{16 + 4 + 0 + 4 + 16}{5} = 8

平均は同じだが、分散は B が A の 44 倍なので、B のほうが得点の散らばりが大きく、A のほうが安定している。

答え 偏差を2乗して平均した分散で比べる。A は 22、B は 88 で、B は A の 44 倍散らばっている

減点されやすいポイント

偏差をそのまま足すと、A も B も (−2)+(−1)+0+1+2=0(-2) + (-1) + 0 + 1 + 2 = 0、(−4)+(−2)+0+2+4=0(-4) + (-2) + 0 + 2 + 4 = 0 でどちらも 00 になって比べられないんだ。だから2乗してから平均するんだよ。標準偏差(分散の正の平方根)で比べると A は 2\sqrt{2}、B は 222\sqrt{2} で「2倍」になるので、分散の「4倍」とまぜないように、どちらで比べたかを書いておこう。

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