⏳ 読み込み中… この表示が消えないときは、ページを再読み込みしてください

← マップ

ベイズの逆算(不良品はどちらの工場?)

📖 言葉で読む:条件付き確率と乗法定理 →
A工場B工場50個50個合わせて100個
① 考えてみよう

工場A・Bが同じ製品を50個ずつ、合わせて100個つくったら、不良品がAで10個、Bで20個出たよ。不良品の中から1つを無作為に拾ったとき、それがA工場のものである確率は?

テキストで読む

アニメを見なくても、このページの流れを最後まで文章で追えるよ。

  1. ① 考えてみよう
  2. 1

    工場A・Bが同じ製品を50個ずつ、合わせて100個つくったら、不良品がAで10個、Bで20個出たよ。不良品の中から1つを無作為に拾ったとき、それがA工場のものである確率は?

  3. 2

    何も知らなければA製の確率は五分五分のはず。でも「不良だった」とわかると、その確率は上がる?下がる?確率の値でも予想してみて。

  4. ② 考え方
  5. 3

    まず作った数で左右に分けたよ。AもBも50個ずつでちょうど半分こ。何も知らなければ、ある1個がA製の確率もB製の確率も 12\frac{1}{2} だね。

  6. 4

    でも工場ごとに不良の出やすさが違うんだ。下のオレンジが不良品。Aは50個中10個、Bは50個中20個が不良。Bのほうがずっと不良が多いね。

  7. 5

    ここで「不良だった製品だけ」に注目しよう。オレンジの2マスだけが新しい全体。これが絞り込みだよ。不良ぜんたいは 10+20=3010+20=30 個だね。

  8. 6

    その30個のうち、A工場のものは10個。だから「不良品がA製だった確率」P(A∣不良)=10÷30=13P(A \mid \text{不良}) = 10 \div 30 = \frac{1}{3}。分母を不良の世界に置きかえるのがコツだよ。

  9. ③ 解答
  10. 7

    何も知らなければ 12\frac{1}{2} だったのが、不良とわかった瞬間 13\frac{1}{3} に下がったね。原因をさかのぼると、不良の多いB工場のほうが疑わしくなる。これが条件付き確率=ベイズの逆算だよ。

答案の書き方(記述例)

解き方がわかったら、次は答案に書く番。テストの解答用紙には、こんなふうに書けば伝わるよ。

A工場の製品である事象を AA、不良品である事象を EE とする。

仮定より、A工場の製品 5050 個のうち不良品は 1010 個、B工場の製品 5050 個のうち不良品は 2020 個である。

不良品の中から無作為に1つ拾うので、不良品のどの1個を拾うことも同様に確からしく、確率は個数の比で求められる。

不良品は全部で 10+20=3010 + 20 = 30 個あり、そのうちA工場の製品は 1010 個である。

求める確率は、不良品であるという条件のもとで A 工場の製品である条件付き確率なので

P(A∣E)=(A工場の不良品の個数)(不良品の個数)=1030=13P(A \mid E) = \frac{(A\text{工場の不良品の個数})}{(\text{不良品の個数})} = \frac{10}{30} = \frac{1}{3}

答え 13\frac{1}{3}

減点されやすいポイント

条件付き確率は「分母をどこに置きかえたか」を書くのがいちばん大事だよ。「不良品は全部で30個」と分母を先に示しておこう。分母を100個のままにして A製の割合 50100=12\frac{50}{100} = \frac{1}{2} としたり、向きを逆にして「A製のうち不良品の割合」1050=15\frac{10}{50} = \frac{1}{5} としたりするのが定番のまちがいだね。答案の P(A∣E)P(A \mid E) は、解説では P(A∣不良)P(A \mid \text{不良}) と書いたもので、教科書では PE(A)P_E(A) とも書くよ。

友だちに教えるLINEで送るXに投稿

関連するコンテンツ

もとになる考え方(レッスン)

言葉で読む(定理辞典)